2014/07/05

第3滑走路粉砕! 緊急現地闘争にお集まり下さい

第三滑走路粉砕!
緊急現地闘争への参加を訴えます

三里塚芝山連合空港反対同盟


 全国の闘う仲間のみなさん。
 反対同盟は7月13日、第3滑走路反対! 緊急現地闘争を開催します。花植木センター横の市東孝雄さんの畑から、計画対象とされている地域を一周する初めてのデモをおこないます。みなさんの大結集を呼びかけます。
 
 5月17日付の商業新聞は、国土交通省が「成田で3本目、羽田で5本の滑走路」案を提示し、周辺自治体や航空会社などと協議に入ると報じました。さらに、6月6日、国土交通省の有識者委員会が、羽田・成田空港の国際便増についての拡大案を公表しました。2020年東京オリンピックまでに、羽田、成田あわせて83万回にまで増やそうと、運用の緻密化を図るとしています。4月30日には成田市商工会議所を中心にした地元利権団体が「成田第三滑走路実現する会」を設立し、空港内外で署名の取り組みを開始しています。
 原発・鉄道輸出などの成長戦略が破たんする中で、安倍政権は、空港機能の強化に死活をかけ、なりふり構わない第3滑走路計画を打ち出したのです。騒音被害に苦しむ地元住民の存在と生活を何らかえりみることのないこのやり方は、48年前の閣議決定と全く同じです。
 第3滑走路計画は、市東さんをはじめ反対同盟の闘いがある限り絶対にできません。今や市東さんの農地を守る闘いは、周辺地域の住民の生活と権利をまもるひとつながりの闘いとなりました。全力で3万人署名を推進し、東京高裁の早期結審―反動判決策動をうち砕きましょう。
 反対同盟は昨年5月以来、毎月周辺地域で一斉行動を展開し、市東さんの農地強奪阻止を呼びかけてきました。数百軒にも及ぶ立ち退きを強制し、騒音と生活破壊をさらに拡大する第3滑走路に対して、地元住民の怒りの決起は不可避です。
 改憲・戦争へと突進する安倍政権に対する人民の怒りと危機感が急速に高まっています。
 第3滑走路粉砕は、安倍政権と真っ向から対決する闘いです。私たちは、動労千葉をはじめとする全国の労働者との労農連帯、市民・学生との連帯をうち固めて反戦・反核をつらぬき、福島・沖縄と結びついて、安倍政権打倒に立ち上がります。TPPと一体の農業・地域破壊を許さず、「国策」を打ち砕くべく闘いましょう。
 ぜひお集まり下さい。
【日時】 7月13日(日)午後2時
【会場】 花植木センター横 市東さんの畑
【主催】 三里塚芝山連合空港反対同盟

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

福島診療所建設委員会

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、
全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

 子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
 福島第1原発事故は、広島型原爆168発分もの1万5000テラベクレルのセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。
 警戒区域、計画的避難区域などから避難している12万人、自主避難の6万人が家や生活の糧を奪われ、県内の36万人の子どもたちが生活し、遊び、学んでいる地域の75%が、放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト)を越える放射能汚染地域となっています。すでに原発周辺から避難した子どもたちの尿からセシウム134、137が検出されるなど、子どもたちの放射線被ばく、とりわけ内部被ばくは重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
 しかし、政府が避難の権利とその補償を拒む中で、子どもたちの被ばくを心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。山下俊一福島医大副学長などの「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被ばくは心配ない」などという言葉を、だれも信じてはいません。
 だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。

 今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
 福島の子どもたちは放射能汚染による被ばくに日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。お母さんたちの心配も、除染で取り除かれるわけではありませんし、子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。今このときに、「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
 チェルノブイリの子どもたちには、甲状腺肥大とホルモン異常、貧血、頭痛、心肺機能の低下、免疫低下、加齢化の加速的進行、そしてガンの発症など、放射能被ばくによる様々な疾病が報告されています。

 これまでの近代医学の概念を越えた幅広い総合的な取り組みが必要となります。
 予防医学の原則に立ち、人間本来の自然治癒力を促す代替医療をも視野に入れた総合医療と、防護を念頭においた食卓、暮らしの見直しなど、いわば「生活革命」をも提案できる開かれた場が不可欠でしょう。
 診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。

 実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 広島市の高陽第一診療所がその一つです。1970年、広島で二十歳前後の青年が相次いで白血病を発症しました。彼らは被爆者の父母をもつ被爆二世でした。強い衝撃を受けた被爆二世の青年たちは、自らの力で拠り所となる医療施設をつくろう、と運動を開始し、1972年にプレハブ建ての高陽第一診療所が建設されます。
 この運動をともに支えた被団協の故小西ノブ子さんは、高陽第一診療所を「被爆者の心の窓」と語られています。同じく協力された大江健三郎さんは、「そこには、あきらかな、実践的なるものと、教育的なるものとの、『生命、生き抜くこと』をめざしての融合がみられた。」と、当時の新聞に著しています。それから40年、高陽第一診療所は多くの人々の生き抜くことの拠り所となってきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
 未来をつくる子どもたちが、被ばくを心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。

 福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。

2011年12月1日

わたしたちが呼びかけます
●福島から
 清野 和彦(元福島県教職員組合委員長)
 佐藤 幸子(NPO法人理事長)
 椎名千恵子(未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動)
 橋本 光一(国労郡山工場支部書記長)
 市川 潤子(ふくしま合同労組委員長)
 鈴木光一郎(酪農家、ネットワーク「ゆい」福島)
 佐々木信夫(桜の聖母短期大学名誉教授)
 渡辺  馨(福島県労働組合交流センター代表)
●全国の医師から
 吉田 良順(広島高陽第一診療所所長)
 杉井 吉彦(本町クリニック院長)
 松江 寛人(がん総合相談センター所長)
 吉本 哲郎(熊手町クリニック院長)
 末光 道正(八尾北医療センター院長、八尾市議会議員)
 布施 幸彦(館林厚生病院医師)

URL: http://www.clinic-fukushima.jp/

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