2014/03/12

フクシマを忘れない!さようなら原発3.15脱原発集会

2014年3月15日(土)

日比谷野外音楽堂(東京メトロ「霞ヶ関駅」、都営地下鉄「内幸町駅」下車)
12:30 開場
13:00 オープニングライブ 真相の噂(コントグループ)、岡大介(カンカラ三線)
13:30 開演 司会:木内みどりさん
    福島からの報告 武藤類子さん(ハイロアクション福島)
    呼びかけ人アピール 内橋克人さん 大江健三郎さん 鎌田慧さん 澤地久枝さん
    特別アピール 秋山豊寛さん(元宇宙飛行士・有機農業者)
    被曝労働の報告 なすびさん(被ばく労働を考えるネットワーク)
    原発再稼働の現地報告 松下照幸さん(原子力発電に反対する福井県民会議幹事)
14:30 デモ出発
デモコース 日比谷野外音楽堂~東京電力前~銀座~数寄屋橋~鍛冶橋駐車場前(流れ解散)

福島原発事故から三年。この三年間、目には見えず匂いもないものに、故郷を追われ、蝕まれ、おびえる日々を過ごしてきました。人々の輝かしい未来を幻想してつくられた原子力発電は、大きな負債を未来に背負わす化け物であることを、今や多くの人々は確信しています。原発は人がつくり出したものであり、この化け物と対峙しつづけることは、私たち自身と未来に対する責任です。力強く呼びかけていきましょう!脱原発の声を。

※2014年9月23日(火・休日)は「さようなら原発大集会(代々木公園)」を予定しています。
(9/15とご案内していましたが、変更となりました)。

【ドイツからのメッセージ】
 3年目の3.11を迎え、志を同じくする皆さんへ連帯の挨拶をドイツから送ります。

 地球規模で核汚染を撒き散らし、依然として危機的状況が進行中の福島第一原発。それにも拘わらず世界に向かって『The situation is under control』と得意げに宣言して恥じない日本の首相。私達は、日本人としてとても恥ずかしく思っています。

 2月26日には、ドイツ公共第二TV放送ZDFが『フクシマの嘘 – 欺き、ごまかし、脅かし』というタイトルで、この安倍首相の発言の嘘を実証するドキュメントを放映して大きな反響を呼んでいます。この番組(29分の動画)に、既に日本語字幕が付けられてYouTubeにアップされていますので、未だ観ていない人は是非ご覧下さい。

 ドイツではこのような報道がなされているのに、まるで福島原発事故がなかったかのように、原発の維持、再稼働推進 、既に破綻している核燃料サイクル計画の保持と、とんでもない政策に強気一方で、 民意を全く無視して突進するのみならず、原発の輸出などという危険で無責任極まる『商売』にトップセールスで臨んでいる日本政府について、『とても理解できない』というのが、当然過ぎるほどの当地の反応です。

 私達『さよなら原発デュッセルドルフ(SGD)』は、3月8日(土)に、『第2回フクシマ・デー』としてデュッセルドルフで下記の二つの行事を計画しています。

1)14:00 〜 16:00 脱原発アクションデー 『フクシマを忘れない!』(広場での街宣)

2)17:00 〜 19:00 おしどり・マコ記念講演会 『フクシマの隠された真実』
          (ドイツ語通訳付き)

 また、この2週間ほどの間にドイツ各地でフクシマをテーマに様々な行事が行われますが、フクシマ加害国の一員である私達日本人が、たとえ少人数であっても、参加し発言することがとても重要であると考えています。

 さて、原発事故と並んで、最近の日本の右傾化を憂慮する報道がドイツでも多くあります。昨年末の安倍首相の靖国神社参拝以降、『日本は国際社会からどんどん孤立している。日本のイメージは変わってきており、かつての闇の時代へ戻ろうとしている。世界は今の日本の動きに恐れと警戒を抱いている。』とフランクフルターアルゲマイネ紙の東京特派員カーステン・ゲアミス氏は述べています。

 ゲアミス氏は、NHKの籾井会長や経営委員の発言について、『ドイツでホロコースト(ユダヤ人虐殺)がなかったと公共放送幹部が発言したら、世論が騒ぎ、その日のうちに辞任だろう。ドイツに限らず、こんな発言をする人が職に留まれる国はないと思う。』と言います。

 更に、『アンネの日記』とホロコースト関連書籍が東京の図書館で大量に破損されたという異常で陰湿な事件も、Spiegel、Die Zeit等でも伝えられています。

 これからも、フクシマの惨状をドイツの人々に出来るだけ正確に伝え、彼らを巻き込んで一緒に日本や全世界に向かって即時脱原発を訴えて行きたいと思っています。

 お互いに『焦らず、慌てず、諦めず』息長く活動を続けて行きましょう。

さようなら原発1000万人アクションのサイトから転載

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

福島診療所建設委員会

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、
全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

 子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
 福島第1原発事故は、広島型原爆168発分もの1万5000テラベクレルのセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。
 警戒区域、計画的避難区域などから避難している12万人、自主避難の6万人が家や生活の糧を奪われ、県内の36万人の子どもたちが生活し、遊び、学んでいる地域の75%が、放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト)を越える放射能汚染地域となっています。すでに原発周辺から避難した子どもたちの尿からセシウム134、137が検出されるなど、子どもたちの放射線被ばく、とりわけ内部被ばくは重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
 しかし、政府が避難の権利とその補償を拒む中で、子どもたちの被ばくを心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。山下俊一福島医大副学長などの「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被ばくは心配ない」などという言葉を、だれも信じてはいません。
 だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。

 今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
 福島の子どもたちは放射能汚染による被ばくに日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。お母さんたちの心配も、除染で取り除かれるわけではありませんし、子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。今このときに、「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
 チェルノブイリの子どもたちには、甲状腺肥大とホルモン異常、貧血、頭痛、心肺機能の低下、免疫低下、加齢化の加速的進行、そしてガンの発症など、放射能被ばくによる様々な疾病が報告されています。

 これまでの近代医学の概念を越えた幅広い総合的な取り組みが必要となります。
 予防医学の原則に立ち、人間本来の自然治癒力を促す代替医療をも視野に入れた総合医療と、防護を念頭においた食卓、暮らしの見直しなど、いわば「生活革命」をも提案できる開かれた場が不可欠でしょう。
 診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。

 実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 広島市の高陽第一診療所がその一つです。1970年、広島で二十歳前後の青年が相次いで白血病を発症しました。彼らは被爆者の父母をもつ被爆二世でした。強い衝撃を受けた被爆二世の青年たちは、自らの力で拠り所となる医療施設をつくろう、と運動を開始し、1972年にプレハブ建ての高陽第一診療所が建設されます。
 この運動をともに支えた被団協の故小西ノブ子さんは、高陽第一診療所を「被爆者の心の窓」と語られています。同じく協力された大江健三郎さんは、「そこには、あきらかな、実践的なるものと、教育的なるものとの、『生命、生き抜くこと』をめざしての融合がみられた。」と、当時の新聞に著しています。それから40年、高陽第一診療所は多くの人々の生き抜くことの拠り所となってきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
 未来をつくる子どもたちが、被ばくを心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。

 福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。

2011年12月1日

わたしたちが呼びかけます
●福島から
 清野 和彦(元福島県教職員組合委員長)
 佐藤 幸子(NPO法人理事長)
 椎名千恵子(未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動)
 橋本 光一(国労郡山工場支部書記長)
 市川 潤子(ふくしま合同労組委員長)
 鈴木光一郎(酪農家、ネットワーク「ゆい」福島)
 佐々木信夫(桜の聖母短期大学名誉教授)
 渡辺  馨(福島県労働組合交流センター代表)
●全国の医師から
 吉田 良順(広島高陽第一診療所所長)
 杉井 吉彦(本町クリニック院長)
 松江 寛人(がん総合相談センター所長)
 吉本 哲郎(熊手町クリニック院長)
 末光 道正(八尾北医療センター院長、八尾市議会議員)
 布施 幸彦(館林厚生病院医師)

URL: http://www.clinic-fukushima.jp/

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