2014/03/02

郵政非正規ユニオンNEWS39号

https://drive.google.com/file/d/0B_eHMUAYIH2UMFk5bzlzd0Qxelk/edit?usp=sharing



八王子西郵便局のS君への蛮行は許されない!
退職強要を直ちにやめろ!


八王子西郵便局は直ちに団体交渉に応じろ!

 八王子西局の皆さんご苦労様です。
 2月28日、郵政非正規ユニオンと合同労働組合八王子の両組合は八王子西局に対し、団体交渉の申し入れを行ないました。
 S君をはじめ両組合員12名全員が局社内の会議室に入り、直ちにS君への退職強要をやめること、団体交渉を開催することを要求しました。
 対応した武井総務部長と課長は、「退職強要の事実はありません」と開き直りました。だが、団体交渉を 申し入れたその日に、当局はS君を局長室に監禁し、「精神障害」をデッチあげ、3月7日までに逓信病院にいくことを「業務命令」してきたのです。こうした事実をS君が突きつけると、武井総務部長らは会議室から逃げ出すしまつです。このような開き直りは絶対に許せません。

常軌を逸した退職強要

 八王子西局の川崎局長・志村部長(お客様サービス部・かんぽ生命保険営業)・同課長は、S君(八王子西局お客様サービス部員)に対し、 連日卑劣な退職強要を行なっています。S君は昨年4月、22才で日本郵便会社に採用され、希望に満ちて一生懸命に八王子西局で働いていました。 こうしたS君に、昨年12月以降突然S君だけ、出勤時間を通常8時30分を7時30分にくりあげ、部長がいきなり「やめさせる」と脅迫し、「局長室での所持品検査」「トイレには必ず尾行、トイレに行くことを禁止」、トイレの後に手を洗った「水道代を損害賠償」として請求する、 壁時計を見たとして「職務専念義務違反」、ゴミ箱を見ただけで「指示命令違反」等々。また、局長・部長・課長らがS君を監禁して「始末書」 を書かせるなど、言語に絶する蛮行 を連日繰り返してきました。
 八王子西局は、S君の労働者としての「生存権や就労する権利」を脅迫で奪い、疾病に追い込み退職を強要するという、最も非人間的な卑劣手段でS君を痛めつけているのです。

過酷な目標と東京支社の退職強要

 このような蛮行は、東京支社茂垣営業課長の指示の下に、局長・部長・課長がS君を脅迫やいじめによって精神的に追いつめ退職に追い込むというものです。
 郵政版情報誌『通信文化新報』(2012年1月30日号)で、現東京支社営業課長の茂垣氏は、王子局において「全国一の営業目標の達成をな した」として評価されています。しかし、その実態は、目標が達成できない社員に対するヤクザまがいの脅迫と休日出勤の強制、目標未達成の社員を次々に退職に追い込む中で、目標額を達成させるという過酷なものです。王子局では、実際に幾人もの渉外社員が泣く泣く退職に追い込まれたのです。
 退職強要のやり方は、常軌を逸した殺人的なものです。目標未達成の社員を対象に、「職場で孤立させろ」「精神的に追い込め」そして「詰めろ」という犯罪的な指示の下に多くの社員が疾病し退職に追い込まれたのです。
 茂垣氏は、こうした王子局でのヤクザまがいの蛮行を「評価」されて異例の「出世」で東京支社の営業課長におさまりました。そして現在、 東京各局の指導を直接行うとして、支社には出勤せず東京の各局を回り、目標未達成の社員を脅迫し退職に追い込んでいるのです。
 こうした茂垣氏が八王子西局に顔を出し、八王子西局の局長・部長・課長を指導し、局をあげてS君への退職強要を行なっているのです。
 八王子西局は2月14日の年間目標集計を前に、11月頃からS君の退職強要を始めたのです。特に昨年就任した志村部長は、あきる野局で、「入社 1年目の新入社員や多くの社員を退職に追い込んできた」ことを自慢し、S君を連日脅迫していたのです。

直ちに違法な退職強要をやめろ

 両組合は八王子西郵便局当局に対し、S君の3月7日の逓信病院への違法な診察業務命令を直ちに撤回すること、退職強要をやめること、 団体交渉に直ちに応じることを要求します。
 八王子西局で働くみなさん。こんな非人間的な蛮行を許していのでしょうか。未来のある新人青年社員を痛めつけ、疾病や退職に追い込む行為を直ちにやめさせましょう。
 自分の子供達が職場で、こんな仕打ちあっていることを考えたらいたたまれないと思います。「郵便局は営業会社」と言い、郵便の遅配はお構いなし、「ノルマの達成」と称して過酷な仕事を押し付け、青年が疾病しようが、死のうが、おかまいなしというブラック企業日本郵便の企業犯罪を徹底に断罪しましょう。
 JP労組に結集するみなさん。「明日はわが身」という言葉がありますが、今起きていることはそういうことです。労働組合は「1人は万人のために、万人は1人のために」この労働組合の原点に立ち返って、S君を職場の団結で守りろう。東京支社に対し、「やりすぎではないか」等怒りの声が多く上がってきています。声を上げれば必ず勝てます。
 共に闘いましょう。

ニュースへのリンク

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

福島診療所建設委員会

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、
全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

 子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
 福島第1原発事故は、広島型原爆168発分もの1万5000テラベクレルのセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。
 警戒区域、計画的避難区域などから避難している12万人、自主避難の6万人が家や生活の糧を奪われ、県内の36万人の子どもたちが生活し、遊び、学んでいる地域の75%が、放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト)を越える放射能汚染地域となっています。すでに原発周辺から避難した子どもたちの尿からセシウム134、137が検出されるなど、子どもたちの放射線被ばく、とりわけ内部被ばくは重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
 しかし、政府が避難の権利とその補償を拒む中で、子どもたちの被ばくを心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。山下俊一福島医大副学長などの「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被ばくは心配ない」などという言葉を、だれも信じてはいません。
 だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。

 今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
 福島の子どもたちは放射能汚染による被ばくに日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。お母さんたちの心配も、除染で取り除かれるわけではありませんし、子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。今このときに、「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
 チェルノブイリの子どもたちには、甲状腺肥大とホルモン異常、貧血、頭痛、心肺機能の低下、免疫低下、加齢化の加速的進行、そしてガンの発症など、放射能被ばくによる様々な疾病が報告されています。

 これまでの近代医学の概念を越えた幅広い総合的な取り組みが必要となります。
 予防医学の原則に立ち、人間本来の自然治癒力を促す代替医療をも視野に入れた総合医療と、防護を念頭においた食卓、暮らしの見直しなど、いわば「生活革命」をも提案できる開かれた場が不可欠でしょう。
 診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。

 実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 広島市の高陽第一診療所がその一つです。1970年、広島で二十歳前後の青年が相次いで白血病を発症しました。彼らは被爆者の父母をもつ被爆二世でした。強い衝撃を受けた被爆二世の青年たちは、自らの力で拠り所となる医療施設をつくろう、と運動を開始し、1972年にプレハブ建ての高陽第一診療所が建設されます。
 この運動をともに支えた被団協の故小西ノブ子さんは、高陽第一診療所を「被爆者の心の窓」と語られています。同じく協力された大江健三郎さんは、「そこには、あきらかな、実践的なるものと、教育的なるものとの、『生命、生き抜くこと』をめざしての融合がみられた。」と、当時の新聞に著しています。それから40年、高陽第一診療所は多くの人々の生き抜くことの拠り所となってきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
 未来をつくる子どもたちが、被ばくを心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。

 福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。

2011年12月1日

わたしたちが呼びかけます
●福島から
 清野 和彦(元福島県教職員組合委員長)
 佐藤 幸子(NPO法人理事長)
 椎名千恵子(未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動)
 橋本 光一(国労郡山工場支部書記長)
 市川 潤子(ふくしま合同労組委員長)
 鈴木光一郎(酪農家、ネットワーク「ゆい」福島)
 佐々木信夫(桜の聖母短期大学名誉教授)
 渡辺  馨(福島県労働組合交流センター代表)
●全国の医師から
 吉田 良順(広島高陽第一診療所所長)
 杉井 吉彦(本町クリニック院長)
 松江 寛人(がん総合相談センター所長)
 吉本 哲郎(熊手町クリニック院長)
 末光 道正(八尾北医療センター院長、八尾市議会議員)
 布施 幸彦(館林厚生病院医師)

URL: http://www.clinic-fukushima.jp/

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