2012/12/18

郵政非正規ユニオンNEWS16号

全国ビラ16号

 

郵政非正規ユニオン東京都労働委員会証人審問
第一戦大勝利!!

「郵政非正規ユニオン東京都労働委員会証人審問第一戦報告」

働く仲間の皆さんご苦労様です
東京都労働委員会において一年半に及ぶ調査が終わり、いよいよ審問が始まりました。この事件は、現在郵政で吹き荒れる雇い止めや企業犯罪を行うために、新しい労働組合が結成された事実を殲滅するという当局の行動から始まりました。
こちらの訴えは「不当労働行為」「報復的不利益扱い」「団体交渉不誠実問題」など東京多摩支店で行われた不当弾圧すべてに対する「救済申し立て」と世間一般への郵政の暴露です。
昨年6月10日に結成された労働組合「郵政非正規ユニオン」は文字通り組合潰しが強行されました。組合員はすべてが雇い止め!組合の3役も同時に雇い止めになり、組合として「団体交渉」「労働委員会への申立」の最中における委員長の雇い止め!
その事実の一切がなかったもの、「非正規だからしょうがない」というデタラメが暴かれた瞬間でした。

内容で圧勝!傍聴で圧倒!

応援に駆けつけてくれた共闘労組の仲間は審問室を埋め尽くし、傍聴者は全員がそれぞれの組合の腕章をつけ会場を埋め尽くし、傍聴席満席の為に臨時で丸椅子を補充しても追いつかず組合で溢れかえりました。
現行の労働法では労働組合圧倒的不利な戦況を、郵政非正規ユニオンと「共闘労組」とが風穴を開けた瞬間を感じました。
全体の一致は緒戦は大勝利!労働委員会という敵の土俵での闘争では勝てないという認識が、闘えば勝てるというものに変わった一日でした。
渡貫書記長の審問でも「今の非正規の青年が雇い止めという形で絶望して職場を追放される現状を変えるために、例え苦しい現実があっても後戻りはしない!」と言い切り、深夜勤務から徹夜で駆けつけてくれた「三保会計部長」も皆に発言し、初期創立メンバーの固い絆と全国の共闘労組とが団結を再確認する素晴らしい一日となりました。
緒戦は全体の力で労働委員会闘争に風穴を開けました。
東京支社の弁護団も反論らしい反論もできず、自らの悪行を隠ぺいするのが精一杯でした。
東京多摩支店の雇い止め・解雇を強行した中川業務企画室長・伴氏らは、組合と大傍聴団を前に終始頭をたれて、意気消沈としているのみでした。
次回審問は大畠・早川両執行委員が当局のデタラメな解雇や労働組合潰しの強権を暴きます。
雇い止め・解雇の理由としての、ゆうパックと日通との統合の失敗、大赤字の全責任が齋藤・鍋倉社長ら首脳陣にあることを証言します。
全逓労働運動もいまだ健在!青年労働者との合流で勝ちに行く!と士気盛んです!
2月の審問ではいよいよ「非正規のクズどもが!」と言い放った、「大工原」を始め、悪徳管理職がそろい踏み!すべての審問を圧倒的な勝利でもって、労働運動で私たちが社会のルールを作るということを実現しましょう。

ニュースへのリンク

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

福島診療所建設委員会

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、
全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

 子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
 福島第1原発事故は、広島型原爆168発分もの1万5000テラベクレルのセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。
 警戒区域、計画的避難区域などから避難している12万人、自主避難の6万人が家や生活の糧を奪われ、県内の36万人の子どもたちが生活し、遊び、学んでいる地域の75%が、放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト)を越える放射能汚染地域となっています。すでに原発周辺から避難した子どもたちの尿からセシウム134、137が検出されるなど、子どもたちの放射線被ばく、とりわけ内部被ばくは重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
 しかし、政府が避難の権利とその補償を拒む中で、子どもたちの被ばくを心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。山下俊一福島医大副学長などの「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被ばくは心配ない」などという言葉を、だれも信じてはいません。
 だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。

 今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
 福島の子どもたちは放射能汚染による被ばくに日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。お母さんたちの心配も、除染で取り除かれるわけではありませんし、子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。今このときに、「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
 チェルノブイリの子どもたちには、甲状腺肥大とホルモン異常、貧血、頭痛、心肺機能の低下、免疫低下、加齢化の加速的進行、そしてガンの発症など、放射能被ばくによる様々な疾病が報告されています。

 これまでの近代医学の概念を越えた幅広い総合的な取り組みが必要となります。
 予防医学の原則に立ち、人間本来の自然治癒力を促す代替医療をも視野に入れた総合医療と、防護を念頭においた食卓、暮らしの見直しなど、いわば「生活革命」をも提案できる開かれた場が不可欠でしょう。
 診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。

 実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 広島市の高陽第一診療所がその一つです。1970年、広島で二十歳前後の青年が相次いで白血病を発症しました。彼らは被爆者の父母をもつ被爆二世でした。強い衝撃を受けた被爆二世の青年たちは、自らの力で拠り所となる医療施設をつくろう、と運動を開始し、1972年にプレハブ建ての高陽第一診療所が建設されます。
 この運動をともに支えた被団協の故小西ノブ子さんは、高陽第一診療所を「被爆者の心の窓」と語られています。同じく協力された大江健三郎さんは、「そこには、あきらかな、実践的なるものと、教育的なるものとの、『生命、生き抜くこと』をめざしての融合がみられた。」と、当時の新聞に著しています。それから40年、高陽第一診療所は多くの人々の生き抜くことの拠り所となってきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
 未来をつくる子どもたちが、被ばくを心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。

 福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。

2011年12月1日

わたしたちが呼びかけます
●福島から
 清野 和彦(元福島県教職員組合委員長)
 佐藤 幸子(NPO法人理事長)
 椎名千恵子(未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動)
 橋本 光一(国労郡山工場支部書記長)
 市川 潤子(ふくしま合同労組委員長)
 鈴木光一郎(酪農家、ネットワーク「ゆい」福島)
 佐々木信夫(桜の聖母短期大学名誉教授)
 渡辺  馨(福島県労働組合交流センター代表)
●全国の医師から
 吉田 良順(広島高陽第一診療所所長)
 杉井 吉彦(本町クリニック院長)
 松江 寛人(がん総合相談センター所長)
 吉本 哲郎(熊手町クリニック院長)
 末光 道正(八尾北医療センター院長、八尾市議会議員)
 布施 幸彦(館林厚生病院医師)

URL: http://www.clinic-fukushima.jp/

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