2011/10/08

JR水戸支社抗議!動労水戸激励の取り組み要請!

JR水戸支社抗議!
動労水戸激励の取り組み要請!
放射能に汚染された車両を、10月9日に勝田車両センターまで移送することに断固反対します!

緊急行動のお知らせです。動労水戸より「JR水戸支社抗議!動労水戸激励の取り組み要請」が発せられましたので掲載します。

各位

  JR東日本・水戸支社は、常磐線久ノ浜~広野間の運転再開に伴い、震災以降広野駅に放置されていた放射能に汚染された列車を10月9日に勝田車両センターまで移送することを動労水戸に通告してきました。線量測定や除染もまったくしないまま、労働者に乗務、交番検査による被曝を強制しようとしています。
  これに対して、動労水戸は、10月8日にストライキを実施することを決定しました。 各地域センターは、傘下労組、共闘団体、反原発に取り組む運動体等にこの事態を知らせ、JR東・水戸支社への抗議と動労水戸への激励の電話・ファックスを組織して下さい。

【抗議先】  JR東日本・水戸支社
電話 029-221-6461
FAX   029-227-0304
【激励先】  国鉄水戸動力車労働組合
電話    029-227-6020
FAX     029-227-6291

 


  以下は、動労水戸からの抗議要請と報道機関宛の事前説明資料です。

緊急抗議のお願い

  ご苦労様です。
  JR東日本は、9月末、広野駅に3・11震災以降放置されていた放射能に汚染された車両を、10月9日に勝田車両センターまで移送す流ことを通告し、労働者にその乗務を強制しようとしています。
また、会社は、「国が『緊急時避難準備区域』を解除したから、放射線量は測定しなくても問題ない。除染もしなくていい」と開き直って、10月10日から広野駅までの延長運転を強行しようとしています。
これに対して、現場では、不安と怒りの声が巻き起ころうとしています。いわき運輸区の女性労働者は、東労組の集会で、放射能に汚染された車両も測らず、除染もしないで乗務させられることに対して、泣きながら抗議するという事態も起きています。
汚染された車両は、勝田車両センターで、動労水戸や平成採の労働者に交番検査で被曝を強制しようとしており絶対に許すことはできません。
動労水戸は、この前代未聞の攻撃に対して、ストライキを含むあらゆる手段で闘う決意です。
放射能に汚染された車両を計測も除染もせず、労働者に被曝を強制させる会社の攻撃を絶対に阻止しなければなりません。
汚染車両の移送を絶対に阻止するために、全国からJR支社に抗議のファックス・電話を、全国から集中するようお願いします。

2011年10月5日
国鉄水戸動力車労働組合
執行委員長 石井 真一

【抗議先】  JR東日本・水戸支社
電話 029-221-6461
FAX  029-227-0304


新聞各社・報道機関 様

連日の奮闘ご苦労さまです。私たちは、JRの労働組合で動労水戸(国鉄水戸動力車労働組合)です。
JRの常磐線久ノ浜~広野運転再開(10/10予定)には重大な問題があることが判明しました。
私たちは、利用者と沿線住民、さらにこの運転に携わる社員を放射線被曝から守るため、会社に放射線被曝に対するきちんとした対策をもとめ、懸案である車両メンテナンス外注化反対とともに、10月8日ストライキを実施します。

<経過と問題点>

去る10月3日、JR東日本水戸支社は、政府の緊急時避難準備区域の解除に伴い、10月10日から福島第一原発から3km圏内の常磐線久ノ浜~広野を運転再開すると発表しました。私たち組合は、利用者や社員の健康被害に不安があるとして13項目の要望書を提出し、10月3日団体交渉が開催されました。
不安は的中しました。この団交では、耳を疑いたくなるような重大な問題が発覚したのです。大きく問題は2つです。
まず第1に、久ノ浜~広野運転再開に伴い、この区間の駅のホームや駅舎・跨線橋(こせんきょう)や沿線の除染は行わないということです。放射線量は各駅の線路上1mの測定値が明らかにされましたが(久ノ浜0.49、末続0.50、広野0.37μs/h)必ずしも低くないし、それ以外の駅構内は測定していないというのです。広野町などこれから町をあげて本格的な除染を行うとしていることに対して、除染しない理由を「国が解除したから大丈夫」としていることです。
次に、この運転再開を前に福島第一原発から30km圏内の広野駅に震災以降ずっと置きっぱなしになっていた電車の車両を、除染もしないで、茨城県の勝田車両センターまで移送するという問題です。会社は車両の放射線量は測定するとしていますが、その基準値はない(!)というアリバイ的なものです。そんな汚染車両を安易に勝田に持ち込めば周辺住民はもとより、車両センターでこの車両を点検する社員の健康被害は取り返しのつかないものとなることは明らかです。絶対許されるものではありません。
組合としては、こうした事実を会社内でも明らかにして、会社が放射線被曝に対してきちんとした認識を持ち、きちんとした対策をすることを求めていきますが、事態は急を要することから、会社内外に広くこの事実を知らせ警鐘を乱打することが必要だと判断した次第です。
原発事故から一日も早く立ち直りたいという地元住民のみなさまの期待を裏切るような残念な話題ですが、政府の「解除」のみを根拠に利用者や社員を危険にさらしてまで運転再開を急ぐJR東日本のあり方は、政府・東京電力とグルで原発事故の被害を小さく小さく見せようという意図が見えるような気がします。私たちは、そうした中で犠牲になっていく住民や労働者の声を発信していかなくてはならないと考えています。

2011年10月6日
国鉄水戸動力車労働組合(動労水戸)
執行委員長 石井 真一

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

福島診療所建設委員会

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、
全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

 子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
 福島第1原発事故は、広島型原爆168発分もの1万5000テラベクレルのセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。
 警戒区域、計画的避難区域などから避難している12万人、自主避難の6万人が家や生活の糧を奪われ、県内の36万人の子どもたちが生活し、遊び、学んでいる地域の75%が、放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト)を越える放射能汚染地域となっています。すでに原発周辺から避難した子どもたちの尿からセシウム134、137が検出されるなど、子どもたちの放射線被ばく、とりわけ内部被ばくは重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
 しかし、政府が避難の権利とその補償を拒む中で、子どもたちの被ばくを心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。山下俊一福島医大副学長などの「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被ばくは心配ない」などという言葉を、だれも信じてはいません。
 だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。

 今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
 福島の子どもたちは放射能汚染による被ばくに日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。お母さんたちの心配も、除染で取り除かれるわけではありませんし、子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。今このときに、「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
 チェルノブイリの子どもたちには、甲状腺肥大とホルモン異常、貧血、頭痛、心肺機能の低下、免疫低下、加齢化の加速的進行、そしてガンの発症など、放射能被ばくによる様々な疾病が報告されています。

 これまでの近代医学の概念を越えた幅広い総合的な取り組みが必要となります。
 予防医学の原則に立ち、人間本来の自然治癒力を促す代替医療をも視野に入れた総合医療と、防護を念頭においた食卓、暮らしの見直しなど、いわば「生活革命」をも提案できる開かれた場が不可欠でしょう。
 診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。

 実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 広島市の高陽第一診療所がその一つです。1970年、広島で二十歳前後の青年が相次いで白血病を発症しました。彼らは被爆者の父母をもつ被爆二世でした。強い衝撃を受けた被爆二世の青年たちは、自らの力で拠り所となる医療施設をつくろう、と運動を開始し、1972年にプレハブ建ての高陽第一診療所が建設されます。
 この運動をともに支えた被団協の故小西ノブ子さんは、高陽第一診療所を「被爆者の心の窓」と語られています。同じく協力された大江健三郎さんは、「そこには、あきらかな、実践的なるものと、教育的なるものとの、『生命、生き抜くこと』をめざしての融合がみられた。」と、当時の新聞に著しています。それから40年、高陽第一診療所は多くの人々の生き抜くことの拠り所となってきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
 未来をつくる子どもたちが、被ばくを心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。

 福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。

2011年12月1日

わたしたちが呼びかけます
●福島から
 清野 和彦(元福島県教職員組合委員長)
 佐藤 幸子(NPO法人理事長)
 椎名千恵子(未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動)
 橋本 光一(国労郡山工場支部書記長)
 市川 潤子(ふくしま合同労組委員長)
 鈴木光一郎(酪農家、ネットワーク「ゆい」福島)
 佐々木信夫(桜の聖母短期大学名誉教授)
 渡辺  馨(福島県労働組合交流センター代表)
●全国の医師から
 吉田 良順(広島高陽第一診療所所長)
 杉井 吉彦(本町クリニック院長)
 松江 寛人(がん総合相談センター所長)
 吉本 哲郎(熊手町クリニック院長)
 末光 道正(八尾北医療センター院長、八尾市議会議員)
 布施 幸彦(館林厚生病院医師)

URL: http://www.clinic-fukushima.jp/

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